サンゴバンは世界 64か国で事業を展開しており、住環境および私たちの日常生活をより良くする革新的で高機能なソリューションの創造・供給を使命としています。すべての事業領域における世界的リーダーであるサンゴバンは、持続可能な住環境と建設市場での模範であることを目標として掲げています。
企業の社会的責任 (CSR) に対するサンゴバンのコミットメントは、350 年にわたり築かれた価値観を礎にしています。
従業員は9つの行動と活動の規範に基づき、日々の業務を遂行しています。これら規範の遵守は、サンゴバン・グループの属するものにとっての必須要件です。
サンゴバンは、数多くの関係者と協力して行動しています。企業および地域の両方の声に、戦略委員会のチームが注意深く耳を傾け、補完性原理の適用のもと建設的な対話を構築します。
サンゴバン・グループの国際社会へのコミットメント
サンゴバンは、2003年に国連グローバル・コンパクトに参加することで、サンゴバンの行動と活動の規範に則り、企業の社会的責任を果たすことをコミットしました。2009年1月には、国連グローバル・コンパクトに対するサンゴバン・グループのコミットメントをさらに強化する意思表示として、国連ミレニアム開発目標の一環である、ケアリング・フォー・クライメイト・ステートメント (Caring for Climate statement) および水資源保護 (Water Resource Protection) に関する CEO Water Mandate に署名しました。また、世界人権宣言の60周年の記念日である2008年12月10日には、サンゴバン・グループは、国連主導の構想である、人権に対する管理支援の宣言に署名しました。
サンゴバン・グループの取り組み
企業の社会的責任 (CSR) に対するサンゴバンのコミットメントには、主要5分野でのサンゴバンの方針が示されています。
第1項 持続可能な建築物の創出
サンゴバンは、その受け入れ国すべてにおいて持続可能なソリューションを提供します。サンゴバン・グループは、改築や新築、商業や居住ビルなど異なるニーズに対して、成熟した国々ならびに成長著しい国々双方の多様な市場を考慮し、柔軟に対応します。サンゴバン・グループは、持続可能な建築物を例外ではなく標準とすることを目標としています。
第2項 環境負荷の制限
サンゴバンは、環境事故ゼロおよびサンゴバンの活動による環境負荷の最小化を実現するため、社内でチームを形成して注力しています。この目標は、製造過程を通して、各現場のエネルギー効率の改善、天然資源 (とりわけ、水) の保護、大気放出の削減および廃物のリサイクルを実現することを意味します。
環境への取り組み第3項 従業員の機会と安全の確保
サンゴバンは、人材活用の方針として、人権の尊重、男女均等、多様性、社会との対話、昇進を重視する文化を築いてきました。2011年には、グループ内での異動やチームメンバーの多様化、従業員の才能開花を推進する特別プログラムを立ち上げ、世界中どの地域においてもグループが社会と共に持続的に歩めるよう、開かれた組織とそれを構成する人材を育てることを目指しています。
また、サンゴバンは従業員の機会と安全を確保することにより、仕事場での活動に意味をもたらし、成果と達成感を引き出します。
第4項 地域社会の開発支援
サンゴバンは、各地域の雇用創出および地域の経済発展に貢献します。サンゴバン・グループは、雇用受け入れ区域の社会的および経済的発展を推進することに加え、地域奉仕プログラムも展開します。
第5項 バリュー・チェーンを超えた活動
大規模な事業をグローバルに展開するサンゴバンには、持続可能な開発という課題に対し、関係者を啓発し、お客様、パートナー、仕入れ先および一般市民と共に、模範的な実践に取り組むという特別な責任があります。また、サンゴバンは、持続可能な建築に関わる専門団体に加盟しています。
CSRレポート
サンゴバン・グループとして取り組んでいるCSRに関する情報は、サンゴバンのグローバル・ウェブサイトに掲載されているCSRレポートでも詳しくご覧いただけます(レポートの内容は英語です)。
日本国内での取り組み
日本の「Women in Network」
サンゴバン・ジャパンは、Japanese Women In Network を2013年7月に立ち上げ、トレーニングプログラムや教育などの活動を通じて男女均等を推進しています。サンゴバン・グループには、同じようなネットワークが他にもあります。たとえば、2003 年設立の Women's Network in North America や 2012 年にフランスで設立されたWIN (Women In Network) などです。
東日本大震災被災者の支援
2011年4月6日に、東日本大震災の地震と津波による被害のため特に大きな困難に 直面している子どもたちを支援するNPO法人「国境なき子どもたち」に、1億円の義援金を寄付しました。この支援は、サンゴバン・グループと被災者の方々、そして日本の全国民の皆様との結束を表明するものです。
また、2014年11月には、東日本大震災からの教育復興を目的とした「OECD東北スクールプロジェクト」にも参加し、サンゴバン特別授業「快適な暮らしとこれからの省エネ住宅」を気仙沼市中央公民館で行いました(授業の動画はこちらをご覧ください)。
サンゴバン・グループは日本の未来を担う子どもたちへの支援をとおして、震災と復興の困難な時期を共に乗り越え、日本の持続的発展を目指します。
関連情報
サンゴバン・イニシアティブス財団
環境への取り組み
研究開発
安全への取り組み