2023年08月28日
サンゴバンの窒化ホウ素鱗片粉末に新たな製品が追加されました。
昨今の電子機器類の高性能化・小型化により設計時の熱対策に対する要求は高度化しています。
これに伴い効率的に外部へ熱を放出するための放熱部材の性能要求は今後も上がっていくことが予測されます。
特に放熱シートや封止材への充填剤は現行材料では放熱性能を満足する事が難しくなってきており、充填剤としての窒化ホウ素の役割はますます重要になりつつあります。
窒化ホウ素は非常に柔らかく、放熱材料と発熱源との密着性に寄与します。
また、樹脂と混合した際に装置摩耗が起こらない事や、アルミナ等の硬いフィラーと合わせてもコンパウンドを形成しやすい特徴があります。
異方性材料である窒化ホウ素鱗片には、より大きな粒径の製品が求められます。
サンゴバン窒化ホウ素粉末の高い分級技術はシャープな粒度分布を実現します。
これに加え平均粒径44μmは従来品よりも粒径を46%大きくする事に成功。
サンゴバンのより大きな鱗片粉末は、メインフィラーとしてもサブフィラーとしても使用する事ができ、放熱材料に求められる熱伝導率の更なる向上へ寄与します。
サンゴバン窒化ホウ素粉末のお問い合わせは直接セラミック事業部へお問い合わせください